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音楽の音量や響きの騒音トラブル!騒音基準を守りましょう

マンションでは騒音トラブルによる事件が起きることも少なくありません。音楽の音量や響き方によって、近隣宅に迷惑をかけてしまっては大変です。そもそもステレオや楽器はどれくらいの騒音レベルなのでしょうか?ここでは一般的なマンションでの騒音基準の値も紹介します。基準値を超えてしまわないように、予防策を取りながら音楽を楽しみたいものですね。

室内での音楽の騒音レベルはどのくらい?

マンションの部屋での音楽の響きは、音楽鑑賞や楽器演奏により生じることが多いと言えます。それでは室内での騒音レベルは、それぞれ一体どのくらいなのでしょうか。部屋で演奏することが多い代表的な楽器がピアノですよね。一般的なピアノで自由曲を演奏した場合、騒音レベルは82~92デシベルとされています。電子オルガンの場合はもう少し低めで、79~87デシベルです。ステレオで音楽を聴いたときの騒音レベルは、71~88デシベルになります。人間が非常にうるさいと感じるのが80デシベル以上なので、ピアノやステレオでの音楽鑑賞に関してはやはりうるさいと感じる人がいると考えられます。

マンションにおける騒音基準

マンションなどの集合住宅では、環境省での環境基本法によって音の基準値が定められています。朝6時から夜の22時までが55デシベル以下、夜22時から朝の6時までの真夜中は45デシベル以下であることが、住居での音の基準値です。この数値の範囲であれば、上下隣家に迷惑をかけることがないと言えます。しかしながらこの数値を大きく超えてしまうと、騒音としてみなされるので注意しなければなりません。

さらに人によっても、「うるさい」と感じるレベルが違うのは事実です。騒音基準には至っておらずとも、うるさいと思われてしまったなら迷惑をかけたことに相違ありません。寝たきりのお年寄りや赤ちゃんや受験生がいる家庭なども、音に対して敏感になっていることでしょう。騒音基準の数値だけで判断せず、それぞれの家庭環境や性格も考慮しなければいけないということです。騒音トラブルになってしまうと警察に通報される事例も見られます。その後の近所付き合いがぎくしゃくしてしまうことも多いので、気を付けましょう。

騒音に至らないための予防策を

遮音効果のある壁のマンションであれば、何デシベルか軽減されて隣家や上下階に響くので安心ではあります。音楽鑑賞が趣味であったり楽器を演奏したりするならば、あらかじめ騒音対策がきちんとなされているマンションに住むことが大切です。床に防音マットを敷くという手もあります。防音マットは特に、床面からの音の振動や響きを防いでくれます。例えばドラムの練習や床に座ってベースを弾くときなどに、防音マットは効果的です。そのほかにも、隙間テープで窓サッシの隙間を埋める方法もひとつです。隙間テープを使った方法は、意外と効果が大きいとされています。音漏れを防ぐには、吸音材を使ったり吸音性のある布類のカーテンを付けたりする工夫をしましょう。防音機能のあるインテリア類は探せばいろいろとあるので、上手に活用したいものですね。

その他の騒音対策

楽器やステレオ自体の音をさげることも、当然のことながら騒音防止につながります。ピアノはペダルによって音を小さくできますし、電子オルガンもボリュームを下げて演奏すれば安心ですね。トランペットのような楽器演奏においては、できれば広い公園や河川敷など野外に出て練習をするなどの方法を取りたいものです。

周囲への配慮を忘れずに

年齢も性格もさまざまな人が集まって住んでいるのが、マンションです。音楽を趣味や仕事とすることは素晴らしいことですが、周囲への気配りを忘れないことが大切です。音楽活動をする際にはのめり込み過ぎて周りが見えなくならないように気を付けましょうね。皆が気持ち良く過ごせてこそ、音楽鑑賞や楽器演奏も楽しめるはずです。

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